【失敗から学ぶ】野菜の種まきの注意ポイント5選

家庭菜園

はじめに

 こんにちは。やまいろブログのやまいろです。

 ゴールデンウイークも終わり、ようやく気温も安定してきてガーデニングや家庭菜園の作業が忙しい季節になってきましたね。

 私の住む信州安曇野は、野菜の種まき的には寒冷地と中間地の中間?のような場所なので、あまり早くから種まきをしても露地ではうまく発芽しないことがあります。

 今回は、私の失敗経験を踏まえて野菜を種から育てる場合の注意ポイント5選をお知らせします。

野菜の種まきの注意ポイント5選

 野菜の種まき方法やコツについては、農業系ユーチューバーやブロガーの皆さんが家庭菜園でも役立つ情報を投稿されていますが、素人の私が過去に実践して成功・失敗した経験を踏まえたポイント5選をお知らせします。

  1. 気温に注意
  2. 水やり(乾燥)に注意
  3. 置き場所に注意
  4. 種まき用土に注意
  5. 種の消費期限に注意

 それでは、さっそくひとつづつ説明していきましょう。

気温に注意

 種にはそれぞれ発芽適温があります。この気温が確保できなければ極端に発芽率が低下するか、発芽まで長時間かかり、最悪の場合は種が腐ってしまいます。

 発芽適温は大抵種の袋に書いてありますが、それより気温が低い時に畑に直接種をまく場合は、畝に不織布を被せたりビニールトンネルを掛けたりして保温します。

 セルトレイ、プラグトレイ、ポリポットなどに種をまくときは、家庭用ビニールハウスや家の中で管理して温度を確保することもあります。

 以前、3月中にトウモロコシの種をポリポットにまいて日当たりのいい屋外に置いておきましたが、気温が低かったため発芽せず、結局4月下旬になって畑に種をまきなおすことになってしまいました。

 発芽適温の確保は発芽のためにとても重要ですので、保温手段がない時は無理して早まきせず十分気温が上がるようになってから種まきしましょう。

水やり(乾燥)に注意

 種の発芽には水分も重要です。種まき後に乾燥させすぎると発芽に悪い影響があります。かと言って水をやりすぎるのも問題があります。

 畑に種を直まきするときは、最初に十分な水やりを行えば後は雨任せでも大丈夫です。

 セルトレイ、プラグトレイ、ポリポットなどに種をまいたときは乾燥に十分注意する必要があります。種まき後に十分水やりを行ってから新聞紙や不織布を掛けておくと乾燥防止になります。不織布は光や水を通すうえ、保温効果も期待できますのでお勧めです。

 ただし、乾燥に気を遣うあまりに頻繁に水やりを行いすぎるのは問題があります。種も呼吸していますので発芽には空気が必要です。常時水浸しになった土では種が呼吸できず、発芽しないまま腐ってしまうこともあります。

 水やりは朝一度たっぷりと行い、夕方は土がカラカラになっていない限り朝までそのままで大丈夫です。夜間に土の水分量が多いままだと発芽後の苗が徒長して弱いものになってしまいます。

 以前ポリポットに種まきをして、その後の乾燥を嫌ってポットの下部が浸かるぐらいに水を入れた容器に浸けておいたところ、発芽したものもありましたが種が腐ったり苗が徒長したものもありました。

置き場所に注意

 種の発芽には日当たりが必要なものとそれほど必要でもないものがあります。

 畑で直まきするときは成長後の野菜の状態をイメージしてまく場所を決めましょう。

 セルトレイ、プラグトレイ、ポリポットなどに種をまいたときは、その種の発芽に日当たりが必要かどうかが種の袋に書いてありますので、よく確認して置き場所を決めましょう。

 屋外で発芽まで管理する場合は雨が直接当たらない場所に置くのがいいでしょう。直接雨が当たる場所だと種が流れたり位置が変わったりして発芽に影響が出ることがあります。小さい種をまいたときは特に注意しましょう。

 以前、ポリポットに種まきして屋外で管理していましたが、屋根から雨雫が当たって土が掘れてしまい発芽に影響が出たことがありました。また、直接地面に置いていたためダンゴムシの住みかとなったうえ、鉢底の穴から地面に根が伸びてしまいました。

 セルトレイ、プラグトレイ、ポリポットなどは、雨が直接当たらない軒先で地面に直接置かないよう少し浮かした状態にして管理しましょう。地面から浮かせておくと鉢底の穴からも空気が入るので、苗の成長にもいい効果が得られます。

種まき用土に注意

 畑に直まきするときは土を選ぶことはできませんが、堆肥や肥料を適量加えてよく耕し発芽しやすい環境を整えましょう。

 セルトレイ、プラグトレイ、ポリポットなどの用土は畑の土でも構いませんが、専用の種まき培土を使うのがお勧めです。

 種まき培土は適度に湿っているものもありますが、乾燥しているものもあります。乾燥しているものは種まき前に水分を含ませないと水をはじいてしまいます。乾燥したまま培土を容器に入れて後から水をかけても表面上は濡れたように見えても内部まで浸み込まないことがあります。

 種まき培土は乾燥したまま使わず、最初に水を加えてよく混ぜてから使うようにしましょう。種をまいた後に乾燥させてしまった場合は、水を張った容器にドブ浸けして15分以上放置し十分水を含ませましょう。

種の有効期限に注意

 種には有効期限があります。種の袋に期限までの発芽率が書かれていますが、種の種類によっては期限を過ぎても発芽させることができるものがあります。

 販売されている種は家庭菜園では使いきれない数が入っているものもあります。余った種は空気に触れないよう密封して冷蔵庫などの冷暗所に保管しておけば翌年も発芽させられる場合があります。

 ただし、発芽率は低下しているのが普通ですので、欲しい苗の数より多めに種をまく必要があります。また、全く発芽しないこともありますので、どうしても今年苗を育てたいのであれば、新しい種を購入することをお勧めします。

 私の経験上、キュウリ、モロッコエンドウ、小松菜、チンゲンサイ、大根、ホウレンソウの種は物置に放置してあったものでも翌年はかなりの発芽率で発芽しました。2~3年経ったものだと少し怪しくなってきますので、発芽しないことを想定して種まきをしています。

 種の有効期限について解説したサイトもありますので、詳しく知りたい場合は参考にされるとよいかと思います。

 まとめ 

 野菜を種から育てるのは難しいこともありますが、成長する姿を見る楽しみもあります。いろいろな情報を参考にしながら栽培方法を試すのも楽しみの一つです。今まで失敗もありましたが、それを次の機会に生かしていきたいと思っています。

 私の経験が少しでも皆さんの野菜の種まきの参考になればうれしいです。

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